人工的な空の下で
ユウと別れる寂しさより千夏の優しさに涙が溢れた。
私は何て良い友達を持ったんだろう?

「ハルコー。大丈夫?」
「千夏。ありがとう。ユウの事はこの際どうでも良いとして千夏の優しさに泣いちゃうわ。」
ボロボロ泣く私に相変わらずの優しいトーンで声をかける。
「無理しなや。」
落ち着いてきた頃に千夏が笑顔で言う。
「スタバ行こ!」
それからはユウの話にはふれず思い出話は今の現状の話を笑いながら喋る。

千夏は別れ際「頑張ってね。」とだけ言って帰っていった。
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