幕末〓冷血の鬼
「お姉ちゃんも遊ぶの?」


そう言って私に近づいて来たのは、目がパッチリの可愛い女の子だった。


「そうだよ。何して遊びたい?」


「お花で遊びたい!」


私がしゃがんで聞くと女の子は、元気な声で言った。


「じゃあお花遊びしよっか。あなた、お名前は?」


「幸子。」


「幸子ちゃんね。沖田さん。私幸子ちゃんとお花遊びしてきます。」


「わかりました。あまり遅くならないうちに帰ってきて下さいね。」


「はい。」


私がそう言うと、幸子ちゃんは手を引っ張ってきた。


「お姉ちゃん、早く行こう。綺麗なお花畑が有るんだよ!」

私は、幸子ちゃんと一緒に花畑に向かった。
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