幕末〓冷血の鬼
「うっ…………グスッ。」


私が泣き始めると沖田さんは子供をあやすように私の背中をポンポンと叩いた。


「ずっと我慢してたんですね。」


「私は……今桜を見るのが……辛いです。昔みたいに……皆で楽しく花見をすることは……もう………。」


今まで溜めてきた思いが一気に出てきて私は咽せかえるほど泣いた。


沖田さんは、そんな私に嫌な顔一つせず優しい目で私を見てくれた。


私は、泣いた疲れと安堵で知らぬ間に眠りに入っていった。


「恋花さん、私は貴女を守りたいです。」

沖田さんがそう言った気がしたが、現実か夢なのかは眠りに入ってしまいわからなかった。
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