幕末〓冷血の鬼
部屋の真ん中には、体を丸め眠っている恋花がいた。


「こいつ寝てんのか?」


恐る恐る顔を近づけるが恋花は、起きる様子がない。


悲しみの映っている瞳の閉じた恋花は、穏やかな表情で眠っている。


何故かそんな恋花の顔をずっと見ていたい気がした。


(近藤さん達が待っているな…)


「おい!恋花!」


俺がそう言うと恋花は、ゆっくりと目を開けた。
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