幕末〓冷血の鬼
「どうかしました?」


何か私は変なことを言ったのだろうか?


首を傾げていると山南さんが頭を撫でてきた。


「君なら、土方くんを変えることが出来るかもしれないな。」


山南さんの言葉を聞いて、フッと沖田さんの顔が出てきた。


(沖田さんと同じ事を言った…)


何故そんな事を言うのか不思議だ。


「恋花。部屋に戻れ。」


いきなり後ろから声がして、私は体が跳ねた。


「どうしたんですか?まだ仕事終わってませんよ?」


「今日は、もう良いから部屋に入って俺が良いって言うまで出てくんな!!」


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