幕末〓冷血の鬼
「壬生狼組の皆が桜で土方さんが梅。土方さんは、優しい皆の分も鬼になって守ろうとしている。だから土方さんは梅なんですよ。」


恋花は、そう言って俺を真っ直ぐに見つめた。


「人の世の ものともみえぬ 梅の花。」


「土方さん、何か言いましたか?」


「何も言ってねえよ。それよりもう晩飯の時間だ。行くぞ。」

「やっぱりさっき何か言いましたよね?」


「言ってねえて言ってるだろ?晩飯抜きにするぞ。」


「それは嫌!」


俺達は、何だかんだ話をしながら部屋に向かった。
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