幕末〓冷血の鬼
「左之助は、馬鹿だからな。」

「馬鹿じゃねえよ!新八。俺より平助の方が馬鹿だろ?」


「俺は馬鹿じゃねえよ!」


3馬鹿がギャイギャイ騒いでいるのを見てると山南さんが私の所に来た。


「恋花さん、どうしましたか?」


「いえ、ただ賑やかで良いなって。」


この1ヶ月、皆と一緒に食べているがやっぱり大勢で食べるのは楽しい。


「そうですか。大勢で食べた方が美味しく頂けますからね。」

山南さんはそう言ってフワリと優しく笑った。
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