幕末〓冷血の鬼
「それは駄目だ!男と女が2人っきりなんて。土方さんだし…。俺も一緒に寝る!」


平助はそう言って俺の隣に寝っ転がった。


「確かに土方さんは、女の人を泣かせるのが得意ですものね。私も一緒に寝ます。」


明らかに楽しんでいる様子で総司も寝っ転がった。


「わかった、わかった。なら早く寝るぞ。静かにしろよ。」


俺はそう言って目を閉じた。


恋花の体温は暖かく、心を落ち着かせた。


総司と平助も寝たらしく、俺はゆっくりと眠りに落ちていった。
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