幕末〓冷血の鬼
「土方さん、一緒に寝たらどうですか?」


総司の言葉に俺は驚いた。


土方さんは、恋花ちゃんが屯所に来てからは行かなくなったがよく島原に行っていた。


「俺も一緒に寝る!」


そう言うと土方さんは眉を寄せたが、何も言わなかった。


何故か総司も一緒に寝る事になり俺達は眠った。


しばらくすると、俺は目を覚ました。


恋花ちゃんは、静かな寝息をたて子供のように眠っている。


「恋花ちゃん、君が好きだよ。」


俺は、そう言って恋花ちゃんの額にキスをした後、再び眠りについた。
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