幕末〓冷血の鬼

誕生

俺は、芹沢と新見を近藤さんの部屋に呼んだ。


「清河八郎は毎日学習院に通っています。ですが清河はいつも違う道を通ります。」


「清河も色々と警戒してると言うことか。」


芹沢の言葉に山崎は頷いた。


「しかし、1つだけ毎日通る所が有るんです。」


「どこだ?」


俺がそう聞くと山崎は、紙と筆を出しスラスラと地図を書いた。


「ここです。」


そう言って山崎が指を指したのは、2つの道が交差している場所だった。
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