Present for you.


 その季節になる間に
 金色のシカは
 群れに馴染むことができ、
 それに合わせたように
 金色だった毛は
 他のシカたちと
 同じ色になってきました。

「今じゃあ
 僕の方が異色だな」
 笑いながら
 闇色のシカは言いました。
「個性だよ」
 金色だったシカは
 馬鹿にもせず答えました。



< 108 / 116 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop