君への距離~クリスマスの奇跡~
「死んでやがる…」
シオは足元に転がる酔っ払いたちをよけながら呆れ顔で散らかりきった自分の部屋を片付ける。
キッチンからは洗いものをする音。
「悪いなぁ、
リサちゃん…」
シオは冷蔵庫に残った酒やら料理やらを入れながら言った。
「ううん、賑やかで楽しかった!」
リサは優しく微笑んでいた。
「でも、…せっかくのクリスマスやのに」
「2人乗り…」
「え?」
「サンタさん、
本当にいるんだね?」
「…ははっ!サンタさんなもんか、
あれは泥棒や!」
そう言ってゲラゲラ笑うシオ。
リサはゆっくり首をふる。
シオは小さいため息をついて、リサにニッと笑いかけた。