神様は知っている

愛して。涙を流して






――――――――――――――――

――――






「うわっ!すげぇ!!広い!」


「そこらへん座ってて?」


「どこ??」


「そこだって。」


「どこだって」


「………………」


「………………」


「……そのソファー」


「最初からそう言えよ~!」





放課後になり。純平が家に来た。





めちゃめちゃしつけぇな………………






俺は飲み物を取りにキッチンへと向かった。





コーラでいいか……?





いや、アイツのだけコーヒー入れたろ






俺は透明のコップに、コーラとコーヒーを入れて純平の元へ戻った






「ん。」


「………………」


「おい……」


「…………佳奈…………」


「起きろ。」


「…………ごめん……佳奈…………」


「起きろ。」


「っ好き………だ…」


「起きろ。」






純平が。涙を流した





……好きだと言いながら。一滴だけ









…………やっぱり



好きなんだよな……佳奈の事が








「……」


「…………俺は、お前が大好き、だ……ごめん……な……?」


「何言ってんだ馬鹿」


「……ん?……あれ!?俺っち寝てたの!!?ごめん!このソファー気持ちいな~!!…………っあ……」






純平が、自分の涙に気が付いた





…………ゴシゴシと目を擦ってやがる




そして、笑ったんだ




哀しい顔で。






「俺っち泣いてたみて~!めっちゃ恥ずかしい!!」


「…………ふぅん……」


「何だよ幸助!ってかめんどいからコウでいい??」





< 20 / 70 >

この作品をシェア

pagetop