君の隣で ーセンセイとアタシー
prologue.
先生は人気者だった
だから先生が職員室や視聴覚準備室からでてくる時は、女子たちの黄色い声が聞こえたりした
「きゃ~今目あったぁ~」
「何言ってんのよ、あたしよ!」
そんな会話も日常茶飯事に聞いたりする
もちろん、あたしは我関せずとばかりに持ち込んだ本(主に文学小説)に目を向けている
そんな人気者の先生は周りからは「クール王子」とか呼ばれている
滅多に笑顔を見せない「クール王子」
だから女子たちは必死に先生を笑わせようとしようとしてるらしいけど…
まぁ先生が笑っても笑わなくてもあたしには関係のない話だった
この時までは
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