君の隣で ーセンセイとアタシー


「え」

「離して!」


和奏が身体を捩った


「わ、和奏…」


俺は一瞬で和奏が俺を拒否したってことがわかった


俺は嫌われたか?


「和奏…お、…俺…」


今まで付き合ってきた女に狼狽えたことなんてなかった

でも…和奏には

狼狽えまくってる…


俺が離れたことによって和奏は洗濯物を干し始めた

和奏の背中は完全に俺がいることを無視していた


「わ、和奏…あの……昨日のよ、る…」


昨日は帰れなくてごめん


なんて言おうにも…和奏は俺の横をスルーしていった


和奏…俺を嫌いになった?




< 119 / 345 >

この作品をシェア

pagetop