君の隣で ーセンセイとアタシー
「え」
「離して!」
和奏が身体を捩った
「わ、和奏…」
俺は一瞬で和奏が俺を拒否したってことがわかった
俺は嫌われたか?
「和奏…お、…俺…」
今まで付き合ってきた女に狼狽えたことなんてなかった
でも…和奏には
狼狽えまくってる…
俺が離れたことによって和奏は洗濯物を干し始めた
和奏の背中は完全に俺がいることを無視していた
「わ、和奏…あの……昨日のよ、る…」
昨日は帰れなくてごめん
なんて言おうにも…和奏は俺の横をスルーしていった
和奏…俺を嫌いになった?