君の隣で ーセンセイとアタシー
お父さん同士もわははと笑いながら、お母さん同士を連れてエレベーターに乗り込んだ
もちろんあたしたちも一緒に乗ろうとしたのに…
「えっ?」
「仲良く後で来なさーい」
一歩手前のところで扉が閉まった
「ちょ?お母さん!」
あぁ…なんで娘を男性と2人っきりの状態にするかな…
「まぁ、和奏と話すことが出来たから俺は良いけど?」
あれ?今、「俺」って言った?
お父さんたちの前では「僕」って言ってなかった?
猫さんを被ってるの?