君の隣で ーセンセイとアタシー
「やめなさい」
がしっと肩を掴まれてはっと顔を上げた
「手、血が出てる」
立ち上がっていた和真おじさんに指を指されて、下に視線を移した
「あ……」
左手の甲に右手の爪跡がついていた
赤く点々と滲んだ血
「根詰めるんじゃない、もう少しなんだろ?」
その言葉と一緒に差し出された紙コップに入ったコーヒー
「良い経験なったろ?愛する人を守るってことを」
「えぇ…」
俺の隣に座った和真おじさんはどこか余裕な感じだ
やっぱり年上の男性っていいよな、どっしりとした安心感が漂ってて
俺はまだまだ青臭いガキ