君の隣で ーセンセイとアタシー


お弁当の残ったモノを朝ご飯に回して、先生が起きてくるのを待っていた


のに…出勤時間は7:30だって言ったのに7:00だって言うのに起きてこない



「もうっ……」


コンコンッ


「先生?…朝ですよ」


あたしの寝室の隣の先生の寝室

ノックを2回したけど一向に返事とか、起き上がった衣崩れの音がない


あたしはゴクリと唾を飲み込んでドアノブのゆっくりと回した


「先生…?起きてますか?」


なんか緊張してベッドはドアからすぐそこなのに、足がゆっくりしか動かない


やっとのことでベッド際に近づく、先生があたしに背を向けて毛布にくるまっている




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