君の隣で ーセンセイとアタシー


「で?」


「え?」


隣の席の真壁先生はニヤニヤと口元を上げながら聞いてくる


なんだ?


「昨日だったんでしょ?婚約者との対面」


「あぁ…」


「美人だった?」


「美人って言うよりは可愛いって感じですかね」


無自覚キュートの和奏


「へー、如月先生のタイプ?」



今まで付き合った女たちのようなタイプじゃない

そもそも自分からはなにも言わなかったし、来るもの拒まず去るもの追わずだった俺


だからどれがタイプと言われても…


「さあ?」


「なんだよ、さあ?って」



俺の返事が曖昧だったのがご不満だったのか真壁先生は口を尖らせて「ちぇっ」と言った




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