君にゾッコン注意報


限界だった。


もう、こんな場所にいたくなかった。



こんなフラれ方、つらすぎるよ。



「あっ、おい!!」

『……。』



無意識に呼び止められて、止まる体。


この時は、心のどこかで『嘘だよ』って言ってくれるのを待っていたのかもしれない。



「…金本の話は??」

『もう、いいんです。』



だって、今更言ったって、どうにもならないじゃん。


本当に、どうでもよくなっちゃったんだもん。


だって、返事は決まってるんでしょ…??



< 184 / 313 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop