黒い天使―私と天使の秘密な関係―
昼休みが終わって、オフィスに戻って来た。
机の上に積まれた資料。
これを会議室に運ばないといけない。
「上野さん?」
「あ、はい!」
顔を上げると、眉間にシワを寄せた川上さんが立っていた。
「村上くんに手伝ってもらったからってイイ気にならないでね」
そんな捨て台詞を吐いて川上さんは自分の席に戻って行った。
イイ気にならないことねって……。
別に私はイイ気になってはないけど……。
川上さんって、小学生みたい。
てか、川上さんも村上先輩が好きとか?
私はテーブルに積まれた資料を崩さないように持つと、会議室へ急いだ。