黒い天使―私と天使の秘密な関係―




「真面目に言ってんだけど?」


「えっ?」


「今年の新入社員は当たりだって、俺の周りの男性社員はそう言ってる。中でも上野は可愛いって言ってるよ。上野を狙ってる奴も多いし」


「そ、そんな……私なんて可愛くないですから……」


「そんなことないよ。俺も狙っちゃおうかなぁ……」


「えっ?」



村上先輩はクスッと笑った後、私の顔をジッと見つめていた。


恥ずかしくて思わず村上先輩から視線を外す。


何?この急展開は!?


胸が苦しくなってきた。


ドキドキが更に激しくなる。


これも、もしかして……レンのおかげ?


あっ……レン……。


その時、私の頭の中にお腹を空かせたレンの姿が浮かんだ。




< 44 / 80 >

この作品をシェア

pagetop