黒い天使―私と天使の秘密な関係―
「真面目に言ってんだけど?」
「えっ?」
「今年の新入社員は当たりだって、俺の周りの男性社員はそう言ってる。中でも上野は可愛いって言ってるよ。上野を狙ってる奴も多いし」
「そ、そんな……私なんて可愛くないですから……」
「そんなことないよ。俺も狙っちゃおうかなぁ……」
「えっ?」
村上先輩はクスッと笑った後、私の顔をジッと見つめていた。
恥ずかしくて思わず村上先輩から視線を外す。
何?この急展開は!?
胸が苦しくなってきた。
ドキドキが更に激しくなる。
これも、もしかして……レンのおかげ?
あっ……レン……。
その時、私の頭の中にお腹を空かせたレンの姿が浮かんだ。