後ろの少年だァれ
「…ひィ!」


ポタッ…ポタッ…


銀色の鋭い刃を

赤く染め上げてゆく…

ヌルッとした赤い液体。

血液…


茶色の髪に綺麗な瞳。

「……」

「…あ…の」

「…なんや?」

ドキッ…

透き通る…声。


「なァ…あんた!」

「はッ…はい!?」

「…あんさんも霊見えるん?」

「!?…も?」

「見えんのか!見えへんのか!どっちや!!」


ビクッ…


「へッ?あ…見え…るで」

「…ふゥん」


ジィ-----------…


「なッ…なんや?」

「…よし!ついてきィ」

「…へ?なん…」

「ぇえから!!」


言葉をぃい終わる前に

遮られた…。

なんやねん…あれ。

強引なやつ…。
なんやムカつく。



「…なにしてん!はよこいや」

「…いまいくわ!!」


ウチゎ、少しヤケになりながら渋々ついていった。
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