─ Alice ?─



「ねえ、アリス。クローバーに会いたいんでしょう?僕らが会わせてあげようか?」



リーフたちの声が頭に響く。


「…どうやって?」


まともな方法なわけがない。
きっと何か条件が付いたり、
卑劣な手段のはず。


そうよ。リーフたちはいつだって私の邪魔をするんだもの。

前だって…





前、だって そうだったもの。






前って、いつのこと?



「…アリス?聞いてる?」

「はえっ!?き、聞いてる聞いてる!!ちゃーんと聞いてるわよ?」



今、私…昔の記憶が…



「じゃあ決まりね。スタートするよ。」


スタート?
え、ちょっとちょっと…


「え、もう一回説明を…」


「アリスが鬼だから。いいかい?僕らは全員で162枚。制限時間は60分。範囲はこの森。よーい、ドン!!!」



バサアアアッ!!!


風と共に舞い上がる沢山の葉。


リーフたちはけらけら笑いながら
舞い散っていく。



─ さあ アリス 。


僕ら と 君 の 知恵比べ 。




ゲームは始まってしまった。
ルールすらわからない謎のゲーム。
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