love adoration
補習二日目
「遅いぞ。」
…。
「すいません。」
「っまいいや。そのジュース俺のおごり。」
「ども。」
ジュースおごってくれるんだ。
「じゃまずここだ。bとd間違える癖あるな。お前。」
一瞬、大門寺がほほ笑んだ。
それは普段のクールさからは想像がつかない様な、無邪気な笑顔だった。
「先生。今笑った。」
思わず言った。
「そうか?」
口先は驚いていたけど、自覚しているっぽい。
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