love adoration


一時間後、

先生が車で家の前まで来る。

「楯永っ!!早くしろっ!」

先生は、ウチのことは普段は楯永って呼ぶ。
からかう時だけ、涼ちゃん。

「はいはーい!てか、先生車、ベンツじゃーん!!」

先生の車は黒のベンツ。

高そー。

「センセーって意外に金持ち??」

だってー、教師でしょ??
しかも2年目でしょ??

そんなに稼ぐ職業じゃなくない?

「んー。親父から、就職祝いにもらった。」


「良いなぁ~ァ。自分の車。」

だって、チャリの何十倍も速いじゃん。





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