狼彼氏×天然彼女
耳を傾けてみた。
「ねえねえ!パートナーさ〜…俺とにしない?」
「いやいや。俺とにしようよ♪」
「なに言ってんだよ!!
俺のほうがいいよ♪絶対」
「こいつより俺のがいいって!!」
みんな
実紅のパートナー候補者かよ―…
ってか人数多すぎ。
中に入れねえっての。
それでも俺は
男の山を掻き分けて実紅の腕を引っ張った。
実紅は驚いた表情。
「―…なッなに、急に!!」
「いいからついて来い」
実紅の頭には"?"マークがたくさん浮かんでいたが
そんなことなんて無視して廊下の隅まで連れて行った。
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