狼彼氏×天然彼女

「俺、だけど」

《今、開けるわね》



カチャン──





「あら、いらっしゃい。早かったのね？」


「兄貴たちが居んと、めんどくせえし」


「たしかにね。…えーと、そちらが実紅ちゃん？」




母さんは実紅を見つめた。


なんか実紅は戸惑ってる様子。




「あぁ」


「まぁ！可愛いわね？よくこんな人を彼女に出来たわね〜？」


「あのさ…
そろそろ中入って良い？」




玄関で立ち話もな…。



しかも実紅に色々、
質問しそうだしな。


実紅もちょっと戸惑い気味だし。





「ええ、そうね。
…どうぞ！少し汚いですけどね」


「し、失礼…します」





実紅固まってんよ…。


ってか緊張しすぎじゃね？




もうちょっと
楽にしていいのに。













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