君にまた恋をする。
返信が来るまで、教室のクラスメイトを観察する。
女子は可愛い子やボーイッシュな子、色々な人が小さなグループを作って固まっている。
男子は……なぜか女子の人数より少ない。
真面目な人は一瞬で分かるし、スポーツをしてそうな人も数人いるみたい。
…と周りを見ていると、前からやってきた女の子があたしの目の前で立ち止まった。
「何処中学だったぁ?」
目が大きな可愛らしい女の子があたしにたずねてきた。
「西森だけど…なんでー?」
「西森ってここから近いよね?!私、電車通学で結構家から遠いんだぁ~」
アハッと笑う子は、あたしの母性本能をくすぐるみたい。
だって小動物みたいで可愛いんだもん!
麻衣とは違う可愛らしさがあるって言うか…
「私、芽衣って言うの。よろしくね?♪」
「あたしは美緒だよ!よろしくね!」