キミのとなりで
「ねぇ、どこの小学校出身??私は第2小から来たんだぁ。名前は進藤遥。よろしくね!!そっちは??」

「えっと・・・第3小学校の長野詩織です・・・」

急に聞かれたため、はっきりと言えなかった。

「詩織ちゃんって言うんだぁ!!カワイイ名前だね。小学校の時は何て呼ばれてた??」

遥はどんどん話しかけてくる。

「えっと、詩織ちゃんとか、しーちゃんって呼ばれてたよ。」

「じゃぁ、私も今日から長野さんのこと詩織ちゃんって呼ぶから!!私のことも遥でいいよ。よろしくね、詩織ちゃん!!」

遥が手を差し伸べてきた。

「こちらこそ、よろしくね!!遥!!」

そして、詩織はその手を握った。

こうして2人は友達となった。

今まで友達が出来るか不安だった詩織にとって、遥はとても大きな存在となった。

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