彼は年下の男の子


「美咲さん・・・じゃなく美咲
恭介とこれから2人でデートしてやって」


別に言い直さなくていいのに新くん
なかなか 呼び捨てなんて 慣れないよね。


うん???
えっ?今なんて?


「え?」


デート?デートっていったよね?
二人で?私と???


「自分で言えよな!・・・」


「だってオレが言ったら 美咲は絶対冗談に取るもん」


すると ヨッシーまでも


「昨日あれからうるさくて!
オレ!一目惚れした!って」


「ほら お膳立てしてやったんだから
ここからは自分でやれ!」


新くんに言われ


「・・・・・・あの・・・・・・・」


あの~あの~ばかりで
言葉が出てこない それを見て


「アハハ 笑える・・・あの恭介が・・・アハハ」


直美が
お腹を抱えて大げさに笑った。







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