言葉にできない想い。
「はい。ここが1年3組みたいだよ。」

「あ、ありがとう!!」

お礼を言って、中に入ろうとした時、

「ねえ!!!!名前なんて言うの??」

と、聞かれた。

「春野那海!!君は?」

「俺?羽田優真(はたゆうま)。」

そう言って、どこかに行ってしまった。

―へぇ。羽田君かぁ…。

良い人にあったな。と思いながら教室に入り、席に座った。

「ねぇ、羽田君と知り合いなの!?」

突然、後ろの可愛らしい子から話しかけられた。

「え!?えっと…さっき、知り合ったっていうか…」

オドオド…。(慣れてないんです。えぇ。)

「あははっ。可愛いね!!あ、あたしは樋山楓!」

「あたしは春野那海!!よ、よろしくね!!」

「うん!よろしくね♪羽田君とは同小なんだ!!」

そう言って、にこっと笑う楓ちゃんを見てあたしも

つられて笑ってしまった。


ひとつの偶然から1人の友達ができた。




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