私こそ光る☆君 ~体育祭編~
“生贄”の真意は掴めぬまま、人の流れに従って入場する。


グラウンドに入って最初に目に入ったのは網や跳び箱、ハードルなど、いたって普通の障害物だった。


なんだ、普通の仕掛けじゃん。

心配して損した。

さっきの人がこの競技苦手だっただけか。


と、安心したのもつかの間、ありえない光景が目に映る。



何あれ~!?

なんであんなところに人だかりが!?


ゴール目前。

行く手を阻むかのように人が立ちはだかっていた。

それも満面の笑みで。


< 64 / 186 >

この作品をシェア

pagetop