偽りの仲、過去への決別
人間には、考える力がある。どんな苦しみや試練にも打ち勝つ知恵がある。
普通に生きるということに対して何を考え、どんな風に対処していますか。 この世の中に生を受けた時から様々な区別と、いろんな競争が待っているこの世の中に。 不況による失業者の増加。世の中に対しての閉塞感。子どもたちの非行化、孤独感。 目に見えない苛立ち。 時間に追われる人々。優しい心を失いつつある現代人。はっきり言って疲れないのだろうか。 自分に対しての不安や不満を精一杯隠して、その先に何かがあるのだろうか。
情報が氾濫している現代にいかに自分らしさを失わず、どこまでも、プライドと自己責任を持って生きていけるか。 結局、人は、人生の岐路に立つ時、孤独になり、今までの人間関係を無視してでも、判断しなければならない時が来る。
その時、孤独感や不安、自分の思うような結果がでず、周りの人間を恨んだりする。 ここで人は、自暴自棄になり、自分の心を閉ざしてしまうのか、それとも人生の糧としてプラスにして生きてみようと思うか。
このような判断こそが、人間にとってもっとも平等に天から受けた使命なんじゃないんだろうか。 ここで一人の人間がどうやって、世の中をどんな風に考え、生きていくかを書いてみた。
彼の名前はカズ。どこにでもいる小学生だ。
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