MISSING.



『マキ…ねえ.マキ…?』





『ん…なに?』





切なげに
苦しげに
シンがァタシの
名前を呼ぶ。




『マキ…愛し…』





最後まで
聞きたくなくて


ァタシはシンの
唇にァタシの
乾いた唇を重ねた。



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