翡翠の姫君〜Side*STORY〜
「レオ―…?」
そーっとベッドに近づく。
「………………」
うわー…寝てる…
すごい熟睡だ…
顔を枕に埋めて、うつぶせで寝てるから寝顔はわからない。
だけど…苦しくないのかな…??
とりあえず、言われた通り起こさないと。
「レオー?起きてー」
そう言いながら、少し遠慮がちに体を揺する。
………ピクリともしない。
どれだけ爆睡してるの…
「レオっー!!もう3時だよー!!」
ヤケになって、おもいっきり揺すってみた。