僕らの時間〈3〉
「ふじわら…?」

「…ごめん。
うん…頭冷やしてくるわ…」

立ち上がり高原から離れようとすると高原は藤原の腕を掴んだ。

「たか…高原?」

「うちが悪い…すまん。
だから…行かんで…」

「さっきでわかったやろ?また酷い事してまうわ…。
すぐに戻ってくるから」

こんな状況なのに俯く高原の顔は、なんて美しいんやろうと思った。





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