青空に愛されたキミへ



「あたし、転校するの……………………………、
遠距離になるから健が別れたいならいいよ。」

遠距離恋愛は

辛いだけ……。

でも、もし

健が望むならば

遠距離でも

かまわないと

思っていた。



「は?お前は別れて平気なわけ?」

正直、わからない。

「健が平気なら別れよ。」

遠距離恋愛

なんて…、

お互い傷つくだけ。

「意味分かんね、転校とか別れる理由にならねぇ……。」

健は分かってない。

健のためなのに。



遠距離は健を傷つける…。


「健がいいなら別れなくてもいい。

でも…、次会うときまでに…、
不良やめな?

健も…、今年受験なんだから
真面目に

やりな?

いつまでもガキの

ままじゃないんだよ?」



最初に健に出会った

ときのように……、


健に説教した。



『あんた、バカ?
まだ中学のガキのくせして…、
調子こえてタバコなんか吸ってんなよ。』

自分も健と同級生なのに、
タバコ吸って

不良ぶってる

健達がムカついたから

ついそういったんだ…。







それから

健は少しは

真面目になった…。



それから、その時あった健は

不良じゃなかった…。







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