彼岸花
消して出た筈の部屋の電気がついている。
『泥棒に入られた』
と思った雪はそろりそろりと階段を登り部屋の前に辿りついた。
携帯電話を手に持ちいつでも警察に電話できるようにしてドアノブを回した。
ゆっくり引くと鍵が空いている。
次の瞬間雪は勢い良くドアを開けた。
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