わたあめ
ようやく理解できた


お父さんは私をまもった


それでお父さんが倒れているんだ

これは夢なんだから
死んではいないんだ


「愛実!!何ボーっとしてるの??
あなたのせいでお父さんが・・・・・」



お母さんが言ってること
今起きていることが全部
スローモーションに見えた


次の瞬間・・・


―――――グニャリ


気持ち悪い音がした


音がする前お母さんの
叫び声がきこえた


「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


お母さんが血まみれで倒れている


男は窓の方に向かった


「ちょっと・・・待ってよ・・・・
私を殺してから行きなさいよ!!!!」


私の言ったことを無視しながら
男は窓から外に行った


・・・ドサッ


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