お姫様の憂鬱†王子様の愛情





歓声は大方がライトへのものだったが、


その中で自分の名も呼ばれているのが聞こえた。




どうやら、民はわたしとライトの結婚を祝福してくれている。




大国同士の姫と王子の結婚を反対する者などいないのだが、


そんなことを知らないユアリスは、ホッと胸を撫で下ろしたのだった。



< 25 / 31 >

この作品をシェア

pagetop