お姫様の憂鬱†王子様の愛情



わたしが座っていたベッドの横にライトも腰掛ける。


ギシッと小さくスプリングの音がして、少し恥ずかしい気持ちになった。


こんなこと思うなんて、意識し過ぎだよね。



「どうしたの?顔が少し赤いね。風邪かな?」



わたしの頭を撫でながら、微笑むライトにノックアウト寸前。


「…大丈夫。か、風邪なんてひいてないから!」



「…本当に大丈夫?」


「だ、大丈夫」



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