雪情
【予感の的中ー5】
「でも
俺を捕まえただけでも
かなりの手柄だろ。
詳しく知らねーけど
金一封とか出るのか?」
とても
犯人のセリフとは
思えない言葉である。
それに田崎は笑う。
「ハハハ、
さも自分のことじゃ
ないように言いおって。
第三者的意見だな」
「そうか?
だから早く
刑務所行こうぜ、
こんなところは
もうゴメンだ」
白井は
早くこの山を去りたい
だけだった……
「雪男を見つけるまでは
駄目だ。
下山せんぞ」
こんな会話も
珍しいものである。
いつでも逃げられるのに
刑務所に入りたがる
犯人と、
それを止め
刑務所に連れて行かない
刑事。
まったくもって
変な組み合わせである。
そこに大久保達が
近付いてきた。
「どうやら回り道は
ないみたいですよ」
ここは
斜面の下の
ちょっとした平地で
あるから
道などは
存在するはずもない。
「どうします?
さっきの滑ったところ
登りますか?」
「それしか
ないようだね……
木と木をうまく使って
登りますかな」
と言い
田崎達は登り始めた。
途中
足を踏み外しそうに
なったりもしたが、
全員無事に
斜面を登りきる事ができた。
先程の暗い林道に戻り、
見るとカモシカの死骸は
まだ冷たく
横たわったままである。
「これで
この死骸が消えていたら
かなり怖いよな」
白井は
冗談交じりで言った。
「バカなことを言うな。
にしても
この折れ方からして
凄い力のようだね…」
田崎は
首筋をマジマジと見ている。
気付くと
先程より辺りはさらに
暗くなったように見える
「でも
俺を捕まえただけでも
かなりの手柄だろ。
詳しく知らねーけど
金一封とか出るのか?」
とても
犯人のセリフとは
思えない言葉である。
それに田崎は笑う。
「ハハハ、
さも自分のことじゃ
ないように言いおって。
第三者的意見だな」
「そうか?
だから早く
刑務所行こうぜ、
こんなところは
もうゴメンだ」
白井は
早くこの山を去りたい
だけだった……
「雪男を見つけるまでは
駄目だ。
下山せんぞ」
こんな会話も
珍しいものである。
いつでも逃げられるのに
刑務所に入りたがる
犯人と、
それを止め
刑務所に連れて行かない
刑事。
まったくもって
変な組み合わせである。
そこに大久保達が
近付いてきた。
「どうやら回り道は
ないみたいですよ」
ここは
斜面の下の
ちょっとした平地で
あるから
道などは
存在するはずもない。
「どうします?
さっきの滑ったところ
登りますか?」
「それしか
ないようだね……
木と木をうまく使って
登りますかな」
と言い
田崎達は登り始めた。
途中
足を踏み外しそうに
なったりもしたが、
全員無事に
斜面を登りきる事ができた。
先程の暗い林道に戻り、
見るとカモシカの死骸は
まだ冷たく
横たわったままである。
「これで
この死骸が消えていたら
かなり怖いよな」
白井は
冗談交じりで言った。
「バカなことを言うな。
にしても
この折れ方からして
凄い力のようだね…」
田崎は
首筋をマジマジと見ている。
気付くと
先程より辺りはさらに
暗くなったように見える