君とアタシのkiss☆

運命ですか?神様。

それから色々とかれこれあって、絆や気持ちに揺れが出てきた。

4人が仲がよかったあの頃。

もう、もとには戻れない・・・・・。



穂香side


「ちょーと!!なんで、人の机の中見てんの!!?」

ヤス君たちが、あたしの机の前でゴソゴソしている。

「や、リョウジからのラブレターないかな?って~」

笑いながら、ヤス君は言った。

「な?リョウジ」

ヤス君はリョウジに尋ねた。

「ほら。言ったじゃん。だって、俺、あげてねぇもん」

リョウジは飽きれたような表情をして、その場を後にした。

リョウジのことは、今だに分からない。

分かってるつもりなんだけどなぁ・・・・。

ヤス君も、その場を離れた。

あたしは、もぉ~と言いながら席を立った。

そういえば、最近ミナと話してないなぁ。

ミナは、

あたしのことなんて、もういいのかな・・・・・?

全然話しかけてこない。

とは言っても、あたしから話しかけない。

そう思うと、あたしからはいつも話しかけていなかったっていうことになる。

あたしは、だめだな~。

って思った。

ミナ・・・避けてるよね?

あたしのこと。

ミナは、トモだけなら一緒に話してる。

でも、あたしとは話してくれない。

最近は、席の近い歩ちゃんとしか話していない。

でも、あたしには他にもいるもんね。

友達なんて・・・・。

ミナがいなくても、平気だからね。

あたしは、ミナに頼りすぎだったのかな?

もう平気。

大丈夫だから。

みんなどこにでも行けばいい。

あたしを置いて行けばいい。

本当は一人ぼっちはさみしくて。

嫌だけど、ここは我慢するところでしょう?

神様。

これは、あたしに与えた運命ですか?


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