幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜
ついた先は屋上
またフラッシュバックするさっきの光景
「見てたんだろ?」
「は?」
「俺が花音を抱きしめてるとこ…」
「っっ…」
気づいてたんだ…俺が見ていたこと……
「れ……」
「俺、悪いことしたとは思ってねぇから」
俺の言葉を遮って、冷静に蓮がそう言った
「ふざけんな…」
ふざけんなよっ!
「何?別に花音はお前の彼女でもねぇだろ?」
ふっ、と軽く笑う蓮に、一気に頭に血が上る
「てめぇ〜―!!」
蓮の胸ぐらを掴み、壁に押さえ付ける