遥かなインド
 そんな長洲を眺めながら
 ふと空を見ると晴天で晴れ晴れしく太陽が少し遠くに感じた。

一人ぽつんと私は長洲の川岸で何しているんだろう?
と自分に更けた。

まるで松さんが言ったこ言葉通りじゃないか?

私は長洲で初めて自分は小さく儚く、
たった一時迷いが生じただけなのだと感じた。

そう、全ての答えはすでに過去わかっていたはずなのに
なぜ私は同じ様なことを2度も3度もくり返すのだろうと思った。

 そう、自分の心に正直に生きていなく
 周囲の評価や両親、友人、先生、周囲の人々、周りの大人たち、教授らに

「君はすごいね!素晴らしいね!」

と思わせたかっただけだったのだ。

それをしてもなんの解決にもならない。

 全ては自分の本当にやりたいことを何事にも恐れずにやることだけに答えはあるのだ…

 中国の武漢の長洲沿いで私ははっとしたのだ。

人生の答えは結局自分の内側にあることだということに気付くのに

国を超える必要があったのだろうか?

けれど国を超えたからこそ見えたものがあった。

遠くに行けばある答えもあるのではないか?

という仮定を自分の中で立ててみたのだから…
 
それを実行し、実感したのも自分自身なのだから悔いはない。

 長河を眺めながら
ふっと私自身が狂い始めた時のことを思い出し始めたのであった。

私はまだ過去に縛られているのであろうか…
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