一通のメールから始まる恋
待ちに待った春休み。

というものの来週にならなければアキには会えない。
週末はバイトもないので、本当に何もすることがなかった。

せめて、来週にアキが泊まりに来るから部屋の掃除をするくらいだった。

それでも彼女がいない暇な時よりも全然気分が良かった。

一通り部屋の掃除を終えたボクはアキに、

《来週、どこか行きたいところある?》

そう聞いてみた。

しかし、アキからは返事は来なかった。

気が付くとボクは待ちくたびれたらしく、そのまま寝てしまっていた。
< 100 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop