アクアマリンの秘密
あたしはゆっくり蒼刃のいるソファーへと向かった。


「緑志、ありがとう。運んでくれて。」

「ううん。大丈夫だよ。」

「さてっ…治しますか!!
左腕出して。」

「…。」


もう何を言っても無駄だってことをようやく察してくれたのか、蒼刃は素直に左腕を出してくれた。


「次、足もだよね?両足とも?」

「右足のほうがやべぇ。」

「分かった。」


それから右足、左足の順にヒールをかけていく。


「あとは…お腹とか…だいじょ…。」

「あ、おい!!星来っ!!」




あたしはそこで意識を失った。


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