アクアマリンの秘密
「何してんだよ…寒いんだろ?戻るぞ。」

「ちょ…ちょっと待って…!!
なんか上る時は怖くなかったんだけど…今下見たら結構高くて…。」

「お前…バカ…?」

「だって…シップの上に上ったことなんかなかったもん!!」

「あー…仕方ねぇな…。ほら。」

「え?」



下には右手をあたしに差し伸べている蒼刃。


「な…なに…?」

「降りてこい。」

「だっ…だから…怖いって言ってるじゃん!!」

「あー…だから俺がこうしてんだろ?
お前くらいなら余裕でキャッチ出来るっつの。
いいから黙って降りてこい。
俺が絶対キャッチしてやる。」

「え?」

「早く。」

「えっ…わっ…!!」



あたしはそのまま滑り落ちた。

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