アクアマリンの秘密
* * *

【蒼刃side】


「え…?」

「蒼刃、どうしたの?」

「いや…あいつの声が…。」

「声?」

「よそ見をしている暇などないぞ、宝来蒼刃。」



キィィィン…。





イアル自らが俺に剣を振り下ろした。











「ボスの登場か?」

「…お前を斬り殺したくなったのだよ、宝来蒼刃。」

「やっと戦えんのかよ…待ちくたびれたぜ。」

「お前を殺せば…星来は手に入るからな。」

「あぁ?」

「星来の記憶は完全に戻っている。」





俺は言葉を失った。
あいつの記憶が…戻った…だと?



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